今月ご紹介するのは、地下鉄鶴舞線「浅間町」駅から徒歩10分程の場所にある、
日本最大級の能楽堂、“名古屋能楽堂”をご紹介いたします。
前々から何度も近くを通ったことがあるものの、入ったことはなかった能楽堂。
全く知らない世界で敷居が高い気がしていましたが、この機会に訪れてみることにしました。
能や狂言は、平安・鎌倉時代から五穀豊穣を祈る民族芸能や田楽、
物まね芸能の猿楽を母体として成長を遂げ、室町時代に大成した、歴史の深い伝統芸能です。
今回は常設の展示室にお邪魔しました。
こちらは、年間7回の企画展と2回の特別展が行われており、
能・狂言の成り立ち・歴史~みどころの解説があったり、実際の衣裳や面などを見ることができます。
本当に奥が深い世界で、知れば知るほど魅力を感じるのがよく分かりました。
能・狂言の魅力って皆様ご存知ですか?学んできた解説を私なりに要約しますと・・・
① “空間” 【能・狂言】三間四方の板の間と橋掛かりだけのシンプルな舞台上で、
様々な空間を作りだすことのできる素晴らしさ。
② “謡・セリフ” 【能】演者の鍛えられた声で謡われる、美しい言葉・響き・感情などが魅力。
【狂言】優れたセリフ芸による表現力が見どころ。
③ “所作” 【能】型の連続である能は、600年の長きにわたり極められた美しさがあります。
【狂言】儀式的でありながらも基本は写実的なので、パントマイムのような面白さがあります。
④ “面” 【能】演者が最低限の動きで優美さを生み出し、面と演者が一体化する瞬間を体験することができます。
【狂言】能ほど面を使わず、滑稽味を表現した男女・鬼神・動植物などの面の面白さ。
名古屋能楽堂では、毎月沢山の公演が行われていますが、
公演などの使用がない日に会場・舞台を無料公開する日が月に数回あるので、
ぜひ一度見に行かれてはいかがでしょうか?
もっと興味をもたれた方は、不定期に開催される“バックステージツアー”へ参加されてみるのも
面白いかもしれませんよ!実際の能舞台に立ってみることもできる企画です。
今まで関心のなかった方もぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
『名古屋能楽堂』
◎住 所 名古屋市中区三の丸1-1-1
◎T E L 052-231-0088
◎営業時間 9:00~21:00 ※展示室見学は17:00まで、展示最終日は15:00まで
◎定 休 日 年末年始(12月29日~1月1日)
◎最 寄 駅 地下鉄鶴舞線「浅間町」駅 ①出口から徒歩10分
◎駐車場 隣接駐車場有り(名城公園正門前駐車場:30分180円)
◎HP http://www.bunka758.or.jp
【施設概要】
○総木曽檜造りの能舞台ほか、能の歴史や魅力を紹介する展示室がある。
ホール 能舞台 630席(同時通訳ブースあり、イヤホンガイド設備あり)
会議室 定員99名(演台、プロジェクター、スクリーン、マイク設備)
けいこ室 (舞台付き和室)
展示室 能楽資料を紹介(入場料無料)
能舞台の使用がない日には舞台を公開する場合あり(HPで要確認)※月4回程度
能舞台は写真撮影会場としても利用可。
舞台使用に関し、白足袋着用等の使用条件あり。
★ 詳細は、お電話にてお問い合わせください。
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